この記事はSteamforged Games公式WARMACHINE記事からの転載です。原文を日本語に翻訳して掲載しています。
出典:Loremachine – The Battle for Little Barringdon reloaded (Lock & Load US)
原記事URL:https://warmachine.gg/blogs/news/loremachine-little-barringdon-lock-load-us-2026
原記事公開日:2026年11月2日
原記事更新日:2026年11月2日
ロアマシン:リトル・バリンドンの戦い、再び(Lock & Load US)
リトル・バリンドン(Little Barringdon)での戦いは、まだ終わっていない! 今週のロアマシン(Loremachine)は、荒廃したシグナー(Cygnar)の町へと私たちを再び連れていく。オルゴス(Orgoth)の侵攻が破壊の爪痕を残し、防衛側は必死に陣地を守っている。今週末のロック&ロードUS(Lock & Load US)でグランド・ナラティブ(Grand Narrative)として物語が再び動き出す今、何が懸かっているのかを知るには絶好の機会だ。
ロック&ロードEU(Lock & Load EU)での戦いを見逃した方には、リトル・バリンドンを救う(あるいは奪う)新たな機会が訪れる。WARMACHINEのロアマスター、シャーウィン・マシューズ(Sherwin Matthews)が特別に設計したグランド・ナラティブ・イベントでは、全長20フィートもの巨大なプレイエリアに戦場が再現される。廃墟となった建物、土嚢で築かれた防御陣地、クレーターが並び、その真ん中を列車がまっすぐに走り抜ける。シグナー軍が列車を脱出させるのを助けるか? それともオルゴス側に加わり、列車を決して逃がさないようにするか?
参加するために必要なのは、50ポイントのウォーマシン・アーミーだけだ。しかしダイスを振り始める前に、まず語るべき物語がある。リトル・バリンドンは、オルゴスの侵攻経路上に取り残された小さな市場町のひとつにすぎない。それでも、この町の通りで繰り広げられる戦いは、はるかに大きな紛争の一部なのだ。ここで起こる出来事は、崩れ落ちた町の壁の向こうにまで影響を及ぼすかもしれない……。
『リトル・バリンドンの陥落(The Fall of Little Barringdon)』より抜粋
列車が線路の凹凸を通過した瞬間、突然大きく揺れた。平貨車は激しく跳ね上がり、その上に座っていた兵士たちも衝撃を受けた。何人かが悪態をつき、大げさな身振りで尻をさすってみせた。後ろのほうでは、部隊で最も若い、ホッブズ(Hobbs)という名の、まだ右も左もわからない新兵が目を覚ました。眠そうな目でしばらく周囲を見回す彼の姿に、居合わせた兵士たちからは親しみのこもった笑い声が上がった。
「で、こんなちっぽけな村の何がそんなに大事なんだ? 赤い連中だって、ナールズ(Gnarls)をうろつくより、ほかに気にすることがあるだろうによ」それがスミス(Smith)の声だということは、すぐにわかった。しゃがれた荒っぽい声。噛みたばこを口の中でもぐもぐやるたび、言葉のひとつひとつにヤニが染みついているかのようだった。最後は句点の代わりに激しく咳き込み、不快な塊と一緒に唾を貨車の外へぞんざいに吐き捨てた。
ラトクリフ(Ratcliffe)は、誰かが異議を唱えるなら、それは間違いなくスミスだとわかっていた。スミスは長年の職業軍人で、最初はロング・ガンナーズ(Long Gunners)、次にトレンチャー軍団(Trencher Corps)で務めてきた。とうの昔に礼儀も、他人からどう思われるかを気にすることも捨て去っていた。その性格は、彼のためになってきたとはとても言えなかった。昇進の機会はことごとく逃し、これまで参加したほぼすべての戦争で辺境へと配置されてきた。そこは、口汚く威張り散らす男ではなく、献身的で規律正しい男女の兵士を必要とする主戦場から遠く離れた場所だった。
しかしラトクリフは考え直した。実のところ、その性格はスミスにとって、むしろ大いに役立っていたのかもしれない。
「この補給拠点の名はリトル・バリンドンだ。それから、我々の命令が警戒しているのはカドーア(Khador)の部隊じゃない。ナールズの周辺にはほかにも危険がいくらでもある。上層部は、この町の安全を確保しておきたいんだ」
スミスは鼻を鳴らした。「だからよ、ここがそんなに特別な理由をまだ聞いてねえんだが」
「こんな奥地まで鉄道が通っている集落は、ここを含めてほんのわずかだ。鉄道がなければ、セリル(Ceryl)やフォート・バルトン(Fort Balton)まで歩かされることになる」ラトクリフは片眉を上げた。「もっとも、足にまめを作り、靴下が擦り切れて糸くずになるたびに新品を支給申請するのが好きなら話は別だがな。我々の任務は、あちらの守備隊への補給と交代要員の派遣だ。その間、士官たちは状況報告を受ける」
「で、そのあとは?」
「そのあとはな、二等兵」ラトクリフは最後の言葉をことさらに強調した。会話の中に指揮系統というものを取り戻したかったのだ。「ここに留まるか、再び出発するかを命令される」
スミスは首を振った。「まったく、時間の無駄だぜ。まあ、オルゴスと面と向かうよりはましか。あいつらはインファーナル(Infernals)とスコーン(Skorne)を合わせたよりひどいって聞いたぞ。死体の肉まで食うって話だ」そう言うと彼は再び貨車の縁から身を乗り出し、口いっぱいのたばこの汁を吐き捨てた。
戦いに参加する準備はできたか?
戦闘が始まる前に、一足先に物語を知りたいだろうか? 『リトル・バリンドンの陥落(The Fall of Little Barringdon)』の全文を読み、どのような経緯で戦いがこの町にもたらされたのかを確かめることができる。



