第11版で始めるケイオス・スペースマリーン③――ホルス・ヘレシーのキットを40Kで使って軍勢を作ろう
ケイオス・スペースマリーンを集める際、実は非常に面白いもう一つの方法がある。
それがホルス・ヘレシーシリーズのミニチュアを利用する方法だ。
通常のウォーハンマー40,000用キットだけでアーミーを作る必要はない。
なぜなら多くのケイオスマリーンは、一万年前のホルス・ヘレシーを実際に戦った兵士たちだからだ。
古いマークのパワーアーマーを身にまとった軍勢は設定的にも非常に自然。
今回は「ヘレシーの軍団をそのまま40Kへ持ってくる」という、少し違ったケイオス軍の作り方を紹介していこう。
なぜヘレシー時代の装備を使えるのか
ケイオス・スペースマリーンの代表的なレギオンの多くは、もともと皇帝に仕えていたスペースマリーン・レギオンだった。
ブラックレギオンの源流となったサンオブホルス
アイアンウォリアー
ナイトロード
アルファレギオン
ワードベアラー
彼らはいずれもホルス・ヘレシーの時代から存在する。
つまり「一万年前の装備を今でも使っている」という設定は、むしろケイオスだからこそ似合う。
帝国の補給システムから切り離された反逆者が、古い装甲や武器を修理しながら使い続けている。
あるいは〈歪み〉の中では時間の流れそのものが異なるため、本人にとってはそれほど時間が経過していない。
こうした背景を考えれば、ヘレシー時代のアーマーで40Kを戦うことには大きな説得力がある。

大量のレギオネアを作るならタクティカル・スカッド
まず利用しやすいのが、レギオネス・アスタルテスのタクティカル系キットだ。
ヘレシー用のタクティカル・スカッドは大人数入りの製品が多く、40Kのレギオネアを大量に作る素材として優秀。
通常はボルター中心の装備なので、そのままでは現在の40Kで最適とは限らない。
しかしケイオスにはコンバージョンが似合う。
余っているチェーンソードやパワーフィスト、特殊武器などを追加すれば、40K向けのレギオネアとして十分それらしくなる。
むしろ全員が同じ時代の装甲を身につけた軍勢は、通常のケイオス軍以上に統一感が出る。
特に古いマークのアーマーはアイアンウォリアーとの相性が非常に良い。
銀色の装甲、黒と黄色のハザードストライプ、無骨な古代型兵器。
これだけで軍団の方向性が一気に決まる。

ヘヴィウェポンを付ければハヴォックに
さらにタクティカル系マリーンへヘヴィウェポンを持たせれば、ハヴォックとして表現することもできる。
オートキャノンやラスキャノンなどを装備させれば、まさにアイアンウォリアーの重火力部隊そのもの。
40K用のハヴォックキットは非常に特徴的で格好いいが、「大量のハヴォック部隊を作りたい」という場合はヘレシー製品を利用する方が経済的になる可能性がある。
ベースサイズなどゲーム上必要な部分を40K側へ合わせ、武器が相手から分かるように作っておけば、非常にテーマ性の高い部隊になる。
「古代の重火器を大量に並べた攻城軍」というだけでも絵になる。

アサルト・スカッドをラプターとして使う
動画で特に面白い候補として挙げられているのが、マークII系のアサルト・スカッドだ。
ジャンプパック装備のマリーンが大量に入るため、40K用のラプターなどを揃えるよりも、ミニチュア数に対する価格が有利になりやすい。
完全に悪魔化したワープタロンを表現するには追加改造が欲しいところだが、比較的変異の少ないラプターならかなり自然。
アイアンウォリアーだけでなく、ナイトロードにも面白い。
ヘレシー時代を思わせる古い装甲を使ったナイトロード急襲部隊などは、現在の40Kミニチュアとはまた違う格好良さがある。

ヘレシーのターミネイターも魅力的
ヘレシーシリーズには複数種類のターミネイター・アーマーが存在する。
これらを40Kのケイオス・スペースマリーン:ターミネイターとして利用するのも良い方法だ。
何より「一万年戦い続けた古参兵」という雰囲気が非常に強くなる。
通常の40K用ターミネイターと混ぜてもいいし、アーミー全部をヘレシー系の造形で統一してもいい。
さらにターミネーターはデスガードに似合うカタフラクト型ターミネーターの他に、エンペラーズチルドレンが使用しているタルタロス型等も存在する。
他にも銃身、ケーブル、機械部品を大量に取り付ければ、「肉体そのものから武器が生えている」現在のオブリタレイターとは違う、機械化された古参兵も表現できるだろう。

デイモス型戦車で軍勢の雰囲気を統一する
歩兵だけではない。
ホルス・ヘレシーにはデイモス型のライノ、プレデター、ヴィンディケイターなど、古代型のスペースマリーン車両が存在する。
これらを40Kのライノヴィンディケイターなどとして使用すれば、アーミー全体のデザインをヘレシー時代に統一できる。
特に通常の40Kケイオス車両は長く販売されている古いキットも多いため、「どうせ古い戦車を使うなら、もっとレギオンらしい車両にしたい」という人にはかなり面白い選択肢だ。
大量のデイモス型戦車と古代型パワーアーマー。
そこへワープスミスやディーモンエンジンを少数追加する。
これだけでも「一万年前の軍団が、そのまま現在へ侵攻してきた」ようなアーミーを作れる。

レジン製のレギオン専用キャラクターも使える
価格面で安くなるとは限らないが、ホルス・ヘレシーには各レギオン専用のキャラクターやターミネイターなども存在する。
これらを40Kのケイオスロードなどとして使えば、現在専用モデルが少ないレギオンでも一気に個性を出せる。
例えばワードベアラーアイアンウォリアーの専用キャラクター風モデルを指揮官として使い、その周囲を同じ時代のアーマーで統一する。
通常の40K製品だけでは作りにくい「レギオン軍」を表現できるのが最大の魅力だ。

注意したいのはベースと装備
もちろん何でも無条件でそのまま使えるわけではない。
40Kで使うのであれば、どのモデルをどのユニットとして扱っているのか、相手が分かるようにしておくことが重要だ。
ベースサイズ。
装備している武器。
ミニチュアのおおよそのサイズ。
このあたりを現在のユニットに近づけておけば、非常に分かりやすくなる。
特に大会へ参加する場合は、そのイベントのモデル使用規定を事前に確認した方がいいだろう。

大会参加時には事前申告を
大会によっては、キットバッシュをしたキットについては事前申請をお願いしている。
これは事前に運営側が確認することによって、当日の運営をスムーズにしたり、海賊版パーツの使用を防ぐためにおこなっている。
なお事前申請した場合に断られることはまず無く、オリジナリティあふれるアーミーを称賛されることが多い。
ぜひあなただけのアーミーでトーナメントを勝ち進んで欲しい。

ケイオスだからこそできる「一万年前の軍勢」
40Kのケイオス・スペースマリーンを作る方法は一つではない。
最新のケイオスキットを使い、角と突然変異だらけの軍勢を作る。
それも正解。
しかしホルス・ヘレシーの古代型ミニチュアを大量に使い、「この兵士たちは本当に一万年前から戦っている」という軍勢を作るのもまた正解だ。
特に、
アイアンウォリアー ナイトロード アルファレギオン ワードベアラー ブラックレギオン
のような古い反逆レギオンを作る場合、ヘレシーシリーズは単なる代用品ではない。
アーミーの歴史そのものを表現する素材になる。
40Kとホルス・ヘレシー、二つの商品ラインを行き来しながら自分だけの反逆レギオンを作る。
これはケイオス・スペースマリーンだからこそ楽しめる、非常に贅沢なアーミー構築方法だ。
ウォーハンマー40k初心者向け