スペースマリーンの注目ユニット (2026年8月版)

ウォーハンマー40,000第11版において、スペースマリーンの中で特に注目されてるユニットは何なのか。
今回紹介するのは特定の戦団専用ユニットや伝説的英雄ではなく、多くの戦団で使用できる汎用ユニットが対象となっている。
これらのユニットは単純に敵を倒す能力が高いユニットだけでなく、目標確保、射撃支援、輸送、盤面制圧など、勝利点を獲得するうえで重要な役割を持つユニットも数多く含まれている。

味方の射撃を支えるインカーサー
最初に紹介するのはインカーサーだ。85ポイントで5体を編成でき、前方配置から中央へ進出しながら味方の射撃を支援できる。
最大の強みは、攻撃を命中させた敵ユニットに対し、味方の攻撃へ命中判定+1の支援を与えられることだ。第11版ではテレインによる射撃への修正が重要になっているため、この能力は射撃主体の編成にとって非常に価値が高い。
バリストゥス・ドレッドノートやヴィンディケイター、リパルサー・エクスキューショナーなど、強力だが命中精度を補助したいユニットと好相性である。自分たちも目標確保や軽歩兵への攻撃を担当でき、ヘイワイヤー・マインによって接近してくる兵器へ予想外の損害を与えることもできる。

大幅値下げで復活したアグレッサー
現在、特に注目を集めているのがプライマリス・アグレッサーだ。3体80ポイント、6体165ポイントと大きく値下げされ、射撃と白兵戦の両方をこなす主力ユニットとして復活した。
射撃は中軽装歩兵に強く、ツインリンクによって高耐久目標にもある程度対応できる。接近後はパワーフィストによる強烈な白兵戦攻撃を繰り出せるため、敵に近づいた際の総合火力が非常に高い。
弱点は移動力と射程であり、敵へ送り届ける手段が重要になる。その有力候補がランドレイダー・リディーマーだ。さらにキャプテン(グラヴィスアーマー装備)やアポセカリー・バイオロジスを同行させれば、火力を一段階引き上げられる。
特にサラマンダーとフォージファーザー・シーカーズを組み合わせた編成では、武器の攻撃力強化や策略による追加効果を受けられるため、現在の有力な中核ユニットとなっている。

編成次第で最強兵器となるインフェルヌス・スカッド
インフェルヌス・スカッドは、単体では近距離対歩兵用の火炎放射ユニットだ。しかし、適切なデタッチメントと指揮官を組み合わせることで、高い破壊力を発揮する。
特に強力なのがフォージファーザー・シーカーズやファイアストーム・アサルトフォースとの組み合わせだ。アサルト能力によって前進しながら射撃でき、近距離では武器の攻撃力も上昇する。
さらにヴァルカン・ヘスタンによるウーンズ判定のリロール、策略によるウーンズ判定+1、致命的ダメージを発生させる効果などを重ねれば、通常の歩兵だけでなく大型目標にも大きな損害を与えられる。
ライブラリアンを加えて防御力と攻撃力を補助し、プライマリス・リパルサーやドロップポッドで射程内へ運ぶ運用が有効だ。ただし、デタッチメントへの依存度が高く、どの編成でも同じ強さを発揮するユニットではない。

中央を制圧するターミネイター・アサルト・スカッド
ターミネイター・アサルト・スカッドは、高い耐久力と強烈な白兵戦能力を兼ね備えた重量級ユニットだ。
主流となるのはサンダーハンマーとストームシールドを装備した編成で、4ウーンズの頑丈な兵士が中央目標へ進出し、敵の攻撃を受け止めながら反撃する。5体180ポイント、10体360ポイントという投資は必要だが、一度陣地へ到達すれば排除するのは容易ではない。
有力なのがライブラリアン(ターミネイター・アーマー装備)との組み合わせである。ライブラリウス・コンクレイヴの強化を利用し、移動力上昇とアドバンス後の突撃を組み合わせれば、通常は鈍重なターミネイターを想像以上の速度で前進させられる。
一部の戦団ではライトニングクロウ装備も強力で、攻撃回数、貫通力、ウーンズ判定への補正を重ねることで、重装甲目標さえ切り裂くことができる。

勝利点を生み出すスカウト・スカッド
10版から引き続き、もっとも分かりやすく便利なのがスカウト・スカッドだ。5体65ポイントという安さで前方配置ができ、序盤の目標確保、敵の進路妨害、交換要員として活躍する。
スカウトの仕事は必ずしも敵を倒すことではない。敵にスカウトを排除させ、そのために前進してきたユニットを後続の主力で攻撃するという使い方が強力だ。
生き残った場合は戦場外へ戻る能力もあり、終盤に別の地点へ再配置して副次目標を達成することもできる。装備の違いより、安価な兵士を必要な場所へ置けること自体が最大の価値である。
多くの編成で1~2ユニット採用しても無駄になりにくい、優秀な汎用ユニットだ。

射撃と目標確保を両立するインターセッサー
プライマリス・インターセッサーも、戦団やデタッチメントを問わず活躍できるユニットである。
5体80ポイントで、自軍が確保した目標を離れた後も支配状態にできる能力を持つ。まず自軍側の目標を確保し、その後中央へ移動できるため、盤面上の戦力を無駄にしにくい。
火力も基本歩兵としては非常に高く、5体から20発のボルトライフル射撃に加え、グレネードランチャーとサージェントのパワーフィストを使用できる。アサルトによって射線を確保しやすく、停止できる状況ではヘヴィによる命中補正も狙える。
5体の目標確保要員として使うだけでなく、10体にレフテナントやライブラリアンを加え、射撃ユニットとして運用する選択肢もある。

高速遊撃を担うジャンプパック・インターセッサー
ジャンプパック・インターセッサーは、5体85ポイントで縦深攻撃と高い移動力を持つ高速ユニットだ。
離れた目標の確保、戦線の穴埋め、敵の小型ユニットの排除など、さまざまな仕事を任せられる。必要なら勝利点と引き換えに失っても致命傷になりにくい価格も魅力だ。
チェーンソード、パワーフィスト、プラズマピストルに加え、突撃時に致命的ダメージを与える能力を持つため、単なる得点要員以上の攻撃力がある。
ブラッドエンジェルやレイヴンガード、ブラックテンプラーなど、白兵戦やジャンプパックを強化できる戦団では特に優秀だが、一般的なスペースマリーン編成でも十分に採用価値がある。

白兵戦の中核となるブレイドガード・ベテラン
ブレイドガード・ベテランは、徒歩で戦うスペースマリーンの代表的な白兵戦ユニットだ。3体80ポイント、6体160ポイントで、命中精度の高いダメージ2の攻撃を繰り出す。
特にアドラックス・アガトンとの相性がよく、低めの攻撃力をウーンズ判定のリロールで補える。さらにレフテナントを加えればリーサルヒットも得られ、高耐久目標への対応力が高まる。
移動力は高くないため、全力移動後に突撃できるデタッチメントや、インパルサー、ランドレイダーなどによる輸送を活用したい。
戦団専用の強力な白兵戦ユニットを持たない編成では、中央を争う主力として非常に頼りになる存在だ。

射撃部隊を運ぶプライマリス・リパルサー
プライマリス・リパルサーは170ポイントで、タフネス12、16ウーンズを持つ大型輸送車両だ。
耐久力に対してポイント効率がよく、ヘルブラスター・スカッド、スターンガード・ベテラン・スカッド、インフェルヌス・スカッド、エラディケイター・スカッド、プライマリス・アグレッサーなどを安全に前線へ運べる。
特に射撃ユニットとの相性がよく、搭乗者が突撃対象となった際に再乗車できる能力によって、白兵戦で射撃部隊を封じようとする敵を妨害できる。
本体も多数の射撃武器を装備しており、輸送後も火力支援を続けられる。射撃を中心としたスペースマリーン編成では、非常に完成度の高い輸送車両である。

撃って隠れるランドスピーダー
ランドスピーダーは105ポイントの高速車両で、マルチメルタ、ミサイル、ガトリング系武器による汎用的な射撃を行える。
最大の特徴は、移動して射撃した後、再び移動できることだ。遮蔽物から姿を現して攻撃し、そのまま射線外へ戻るという安全な運用ができる。
単独で役割を果たしやすく、大量の支援を必要としない点も優秀だ。序盤は安全な位置から射撃し、終盤には高速移動を利用して目標確保や射線形成を担当できる。
特に高速車両を強化できるダークエンジェルや、近距離火力を強化するフォージファーザー・シーカーズでは、さらに高い性能を発揮する。

自立した対戦車火力、バリストゥス・ドレッドノート
バリストゥス・ドレッドノートは150ポイントで、対戦車射撃を担当する優秀な砲台だ。
2発のラスキャノンと、対大型目標・対歩兵を切り替えられるミサイルランチャーを装備し、2+セーヴによって一定の耐久力も持つ。
特に優秀なのが、損害を受けていない敵に対するヒット判定のリロールだ。これによって、テレインによる命中ペナルティを受けても比較的安定して射撃できる。
グラディエイター・ランサーと同様、味方の支援へ大きく依存せず、自分の能力だけで仕事をこなせる。高価になった大型戦車に代わる、扱いやすい対戦車ユニットとして評価されている。

攻撃・防御・輸送を兼ねるランドレイダー・リディーマー
ランドレイダー・リディーマーは、車両の中でも特に強力なユニットだ。
250ポイントで、タフネス12、16ウーンズ、2+セーヴという高い耐久力を持つ。さらにAssault Rampによって、移動後に搭乗ユニットを降車させ、そのまま突撃させられる。
主武装のフレイムストーム・キャノンは、攻撃回数が多く、攻撃力6、貫通値-2、ダメージ2という非常に汎用性の高い性能を持つ。標準的なスペースマリーンを焼き払いながら、ターミネイターや大型目標にも損害を与えられる。
プライマリス・アグレッサーやブレイドガード・ベテランを運ぶだけでなく、車両本体の火力だけを目的に採用する価値もある。強力な警戒射撃によって、敵の移動を制限できることも大きな利点だ。

45ポイントで多くを与えるレフテナント
レフテナントは45ポイントという低価格ながら、非常に多くの能力を味方へ与える。
所属ユニットへ会心ヒットを付与し、退却後の射撃と突撃を可能にする。本人もパワーウェポンやパワーフィストによる実用的な白兵戦能力を持つ。
ブレイドガード・ベテラン、ヘルブラスター・スカッド、プライマリス・インターセッサーなど、幅広いユニットを強化できる。現在のポイントでは、能力が必要なユニットに対して非常に追加しやすく、他の支援キャラクターと比較しても破格の効率を持っている。

ライブラリウス・コンクレイヴを支える二人のライブラリアン
最後はライブラリアンとライブラリアン(ターミネイター・アーマー装備)だ。
この二人が評価される最大の理由は、現在のライブラリウス・コンクレイヴが非常に強力だからである。
各種サイキック能力によって、移動力上昇、リロール、近距離での貫通値強化、各種修正の無視など、多彩な強化をユニットへ与えられる。強化や策略を組み合わせることで、本来は平均的なユニットを主力級の攻撃部隊へ変えることが可能だ。
通常のライブラリアンは所属ユニットに4+スペシャルセーヴを与え、射撃ユニットの耐久力を大きく向上させる。ヘルブラスター・スカッド、スターンガード・ベテラン・スカッド、インフェルヌス・スカッドなど、多くの候補と組み合わせられる。
一方、ライブラリアン(ターミネイター・アーマー装備)はサステインドヒットを付与し、移動力上昇やアドバンス後の突撃を可能にする強化と組み合わせることで、ターミネイター部隊の弱点を解消する。
ただし、両者ともライブラリウス・コンクレイヴ以外では評価が下がる可能性がある。ユニット単体の性能以上に、現在のデタッチメント環境によって評価が押し上げられているキャラクターだ。

第11版のスペースマリーンで現在評価されているユニットを見ると、単純な高火力だけが重要ではないことが分かる。
スカウト・スカッドやジャンプパック・インターセッサーは勝利点を獲得し、インカーサーは味方の射撃を支援する。プライマリス・アグレッサーやインフェルヌス・スカッドが敵を破壊し、プライマリス・リパルサーやランドレイダー・リディーマーが主力を必要な場所へ運ぶ。
そしてレフテナントやライブラリアンが、それらのユニットをさらに強化する。
強いアーミーを作るには、 これらのユニットをただ並べるのではなく、目標確保、火力、輸送、支援の役割を組み合わせることが重要だ。自分の戦団とデタッチメントに合ったユニットを選び、それぞれが最大限に能力を発揮できる編成を考考えてみて欲しい。