第11版で始めるケイオス・スペースマリーン②――レギオンで変わる戦い方!おすすめデタッチメント
ケイオス・スペースマリーンを集める最大の面白さの一つが、「どのレギオンを自分の軍勢にするか」である。
同じケイオスでも、ブラックレギオンナイトロードでは外見も思想も戦い方もまるで違う。
第11版ではさらに多くのデタッチメントが存在するため、設定に合わせた軍勢をゲーム上でも表現しやすい。
今回は代表的なレギオンと、それぞれに似合うユニットやデタッチメントを紹介していこう。
ブラックレギオン――ケイオスの王道
まずはブラックレギオン
かつてのホルスの軍勢を源流とし、現在は**〈強奪者〉アバドン**のもとで〈永き戦い〉を続ける、ケイオスを代表する巨大レギオンだ。
編成も非常に王道。
レギオネアチョーズンターミネイターといった「ケイオス化したスペースマリーンそのもの」を主力として並べやすい。
そこへ戦車、ディーモンエンジン、ラプター、カルティストなど好きなユニットを追加できる。
テーマに合うのがヴェテラン・オヴ・ザ・ロング・ウォー
一つの重要目標に火力を集中しやすいルールを持ち、精鋭ケイオス軍を指揮している感覚が強い。
ブラックレギオンは「どんなユニットを買っても比較的違和感が少ない」という意味でも、初心者にはおすすめしやすい。
そして、最終的には巨大な**〈強奪者〉アバドン**を軍勢中央に配置できる。
まさに王道のケイオスだ。
アイアンウォリアー――圧倒的火力と攻城戦
射撃と巨大兵器が好きならアイアンウォリアーだろう。
彼らは攻城戦の専門家であり、敵要塞を砲撃で粉砕し、鉄と炎で戦場を制圧する。
似合うユニットは非常に分かりやすい。
ハヴォック オブリタレイター フォージフィーンド ディファイラー ヴィンディケイター ターミネイター ミューティレイター
などだ。
第11版では新たにクラヴェク・モーンというキャラクターも登場しており、40K時代のアイアンウォリアーをより強く表現できるようになった。
デタッチメントではフェルハンマー・シージホストが代表格。
特定条件下で敵の高ストレングス攻撃に対してウーンズロールへペナルティを与えるなど、重装甲のケイオス兵が砲火の中を前進するイメージに合っている。
さらにデヴォティーズ・オヴ・ディストラクションを利用して、ハヴォックやオブリタレイターを強化する方向も面白い。
「悪魔というより戦争機械」
「突然変異というより重装甲」
というケイオスが好きなら非常に魅力的だ。
ナイトロード――恐怖と高速襲撃
ナイトロードは一気に雰囲気が変わる。
深い紺色の装甲に雷光を描き、人皮や戦利品をまとい、恐怖そのものを武器とする殺戮者たちだ。
彼らには第11版でも専用色の強いキルチーム系ミニチュアがあり、アーミー全体の外見を統一する素材としても使いやすい。
編成するならラプターやワープタロンなどのジャンプパック部隊がよく似合う。
特に**ケイオスロード(ジャンプパック装備)**とワープタロンを組み合わせれば、高速で敵へ襲いかかる軍勢を作れる。
追加デタッチメントのマーダータロン・レイダーズも、この方向を強く支援する。
敵へ急襲し、ターゲットを破壊し、再び戦場から姿を消して次の獲物を狙う。
真正面から戦線を作るのではなく、弱点を狙って襲撃するのがナイトロードらしい。
アルファレギオン――潜入、破壊工作、そして嘘
アルファレギオンはケイオスの特殊部隊だ。
潜入、情報操作、暗殺、破壊工作、扇動。
戦闘が始まった時点で、すでに彼らの作戦は進行している。
そのため普通のケイオスマリーンだけではなく、カルティストや反逆した兵士を大量に使うアーミーもよく似合う。
敵軍内部に反乱を起こさせ、その混乱の中に本物のアルファレギオンが現れるという構成だ。
潜入配置を利用するデタッチメントとの組み合わせもテーマ性が高い。
ただし、前方へ大量に潜入させる編成は先攻・後攻によって危険性も大きく変わる。
アーミー構築だけでなく配置そのものを考える必要があり、少し玄人向けの勢力とも言える。
もちろん指揮官を倒しても安心してはいけない。
それもまた「アルファリウス」かもしれないのだから。
ワードベアラー――ディーモン信仰の軍勢
ケイオスらしさを最大限に味わいたいならワードベアラーだ。
彼らは混沌の神々を崇拝する狂信者であり、憑依、儀式、ディーモンとの契約を積極的に利用する。
そのため、
ポゼッスド ディーモンプリンス ソーサラー ダークアポスル アカースド・カルティスト
などが非常に似合う。
さらにケイオス・ディーモンを同盟させれば、見た目も設定もさらに強烈になる。
デタッチメントではパクトバウンド・ジーロットがテーマに近い。
各ユニットとケイオス神との関係を使い分けながら「ダークパクト」を強化していくため、まさに神々の寵愛を求めるワードベアラーそのものだ。
射撃戦車をナーグル系の恩寵で強化するなど、ゲーム的にも様々な組み合わせを試せる。
レッドコルセア――宇宙海賊という選択
近年大きくラインナップが増えたのがレッドコルセアだ。
彼らを率いるのはヒューロン・ブラックハート
〈大渦〉を根城とし、様々な反逆者を取り込みながら巨大な海賊艦隊を形成している。
特徴的なのが、古代からケイオスに仕えてきたレギオンとは違い、「比較的新しく帝国を裏切ったマリーン」が多数含まれていても不自然ではないこと。
そのため完全に変異したケイオスマリーンだけでなく、比較的忠誠派に近い姿のマリーンを混ぜても面白い。
専用ユニットのレッドコルセア・レイダーは潜入能力を活かした任務部隊としても便利。
そしてデタッチメントのレネゲイド・レイダーズは、射撃武器にアサルトを与えたり、作戦目標上の敵への攻撃を強化したりと、非常に機動力が高い。
輸送車から降りたチョーズンを大幅に強化するなど、攻撃的なケイオス歩兵軍を作ることもできる。
ヴァシュトール――ディーモンエンジン軍団
レギオンとは少し違うが、もう一つ魅力的なのが**“魔導造主”ヴァシュトール**を中心とした機械軍だ。
“魔導造主”ヴァシュトールはケイオスの鍛造と機械に深く関わる存在。
そのため、
フォージフィーンド ディファイラー ヴェノムクロウラー オブリタレイター ミューティレイター
などを大量に入れれば、巨大なディーモンエンジン軍団を作ることができる。
テーマとなるソウルフォージド・ウォーパックは、こうしたディーモンエンジンの攻撃力を直接強化するデタッチメント。
複雑な搦め手よりも「巨大な悪魔機械で敵を粉砕する」という分かりやすい楽しさがある。
強いデタッチメントより「自分のケイオス」を作ろう
ケイオス・スペースマリーンには非常に多くのデタッチメントがある。
全部を最初から理解する必要はない。
まず自分が、
「重火力のアイアンウォリアーをやりたい」
「ラプターだらけのナイトロードがいい」
「悪魔だらけのワードベアラーがいい」
〈強奪者〉アバドン率いる王道ブラックレギオンがいい」
と決めれば、必要なユニットは自然と絞られてくる。
ルールに合わせて軍勢を作るのではなく、好きなレギオンを決め、その軍勢らしいルールを選ぶ。
この順番で考えると、ケイオス・スペースマリーンという巨大なアーミーは一気に分かりやすくなる。
一万年にわたる憎悪を抱えた古参兵か。
恐怖を振りまく殺戮者か。
悪魔を崇める狂信者か。
銀河を略奪する宇宙海賊か。
第11版のケイオスは、「自分がどんな悪役になりたいか」から始めるのが一番面白いのである。
ウォーハンマー40kゲーム攻略